6月中旬に京都市上京区の菅原院天満宮神社に参拝した後、北に約2分歩き、護王神社(ごおうじんじゃ)にも参拝しました。
護王神社は、平安遷都(794年)に貢献した和気清麻呂(わけのきよまろ)を祭神として祀っており、足腰の守り神として崇敬されています。
京都御苑の西側に建つ護王神社ですが、参拝者は少なめで落ち着いてお参りできます。
茅の輪をくぐって無病息災
護王神社には、地下鉄の丸太町駅から烏丸通を北に約5分歩くと到着します。
入り口の鳥居わきに立つ大きな石柱に護王神社と刻まれているので、一目でここが護王神社だとわかります。

入り口
鳥居をくぐると神門が建っており、その屋根の下に大きな足腰御守が吊るされていますよ。

足腰御守
神門をくぐるだけで、足腰のご利益を授かれそうですね。
境内の中央に建つ拝殿の前では、大きな茅の輪が設置されていました。

茅の輪
護王神社では、6月14日から7月1日まで茅の輪を設置するそうです。
6月になると、多くの神社で夏越の祓(なごしのはらえ)が行われ、このような茅の輪が登場しますね。
茅の輪は合計4回くぐります。
1回目はくぐって左に廻り、2回目はくぐって右に廻り、3回目はくぐって左に廻ります。
そして、最後にもう一度茅の輪をくぐり本殿にお参りをします。
茅の輪をくぐる時は、「水無月の夏越の祓する人は千歳(ちとせ)の命のぶといふなり」と唱えます。
これで、今年半年間の心身の穢れが払われ、無病息災でいられると伝えられています。
アジサイ手水
拝殿には、立派な生け花が展示されていました。

生け花
白色のふわふわとしたものは、パンパスグラスでしょうか。
拝殿の後ろに廻り本殿に進みます。
それでは、お参りをしましょう。

本殿
元気に京都散策できるよう、足腰の健康を祈願しておきましょう。
境内の南側では、たくさんのイノシシの置物が展示されていますよ。
大きなイノシシの置物。

イノシシの置物
ネコくらいの大きさです。
授与所近くに植えられている桜は、スルガダイニオイです。

スルガダイニオイ
まだ背が低めですが、これから大きくなることでしょう。
霊猪手水舎の手水鉢には、梅雨らしくアジサイの花がたくさん浮かべられていましたよ。

アジサイ手水
最近は、多くの寺社でこのような花手水を見られるようになってますね。
巳年の巨大絵馬。

巳年の絵馬
そろそろ巳年も半分が終わろうとしています。
本殿の隣にある手水舎でも、手水鉢にアジサイが浮かんでいました。

イノシシとアジサイ
近づくと、イノシシの口から水が流れますよ。
参拝者が手を清めるたびにアジサイが水を得て活き活きとしてきますね。
そろそろ護王神社から出ることに。
茅の輪をくぐり、本殿にもお参りを済ませたので、残り半年、元気に過ごせそうです。
この後は、京都御苑を散策します。
なお、護王神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。